
新型コロナウイルス感染拡大によって深刻な事態に直面したことを契機に、企業ではデジタルトランスフォーメーション(DX)を重視する機運が改めて高まっています。
コロナ禍で従来のビジネス活動が極端に制限されるなか、急速かつ強制的にデジタル化が進みました。代表例がテレワークです。一部のサービスを除き場所にとらわれない働き方が可能であることが実感されました。
こうした変化は不可逆的なものであるという見方が強い。ニューノーマルを見据えて、単なるデジタル化ではなく、企業変革まで踏み込むDX戦略を進めることは、経営層にとって最大の課題と言えます。しかも、世界の動きに取り残されないように、取り組みのスピードアップも求められます。
一方で、経済産業省の『DXレポート』が警鐘を鳴らした「2025年の崖」の課題もあります。レガシーシステムが残存した場合、運用コスト増やIT人材の引退、サポート終了などのリスクの高まりに伴い、年間で最大12兆円の経済損失が発生する可能性があるという指摘であります。コロナ禍でレガシーシステムを放置してしまうと将来に禍根を残します。
最悪のシナリオ「2025年の崖」を回避し、ニューノーマル下での成長を可能にするDXを加速するために今、何をすべきか。本シンポジウムでは具体的な方策について議論します。
【主催者講演】変革リーダーが指南、DXの本質
弊社代表の岡田章二が、デジタルトランスフォーメーション(DX)や「2025年の崖」問題の本質についてお話します。